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2023.05.31

バッグ界の新定番!?「和ックパック」誕生のひみつに迫る《後編》

 

シンプルで飽きのこないデザインで、アウトドアからタウンユースまで幅広いシーンで使える、愛されバッグ「和ックパック」。

 

後編では、楽しげで親しみやすい音感で、つい口ずさみたくなってしまう「和ックパック」のネーミングの背景、それから今春、シリーズ最新作として誕生した、和ックパック「habit」について、Rootブランドを立ち上げた、島田商事株式会社   執行役員の諫山さんにお話を伺いました。

 

「和ックパック」のネーミングの由来とは?

 

――商品の魅力はもちろんですが、「和ックパック」というネーミングもすごく素敵ですよね!

 

インパクトがありますし、覚えやすく、親しみやすさも感じさせる名前。さらに使うのが楽しくなるような、ワクワク感を想起させるような商品名だと感じました。「和ックパック」は、どのように名づけられたのでしょうか?

 

諌山さん:

基本的に今サイトに出ている商品のネーミングは全部、私が考えています。和ックパックの時も、「素材も日本製、工場も日本。日本のいいものを届けたい」という想いから「和」という言葉が最初に浮かんできて。そこに使っていて楽しい、ワクワクする感じを掛け合わせて、このネーミングに着地しました。

 

ちなみに余談になりますが。Rootのシリーズで「フラット」というエコバッグがあるのですが、こちらは「ふらっと出かけていく。気軽に持ち運べる」という意味をかけて、フラットにしました。

あとは音符でフラットってあるじゃないですか。あれって、「半音下げる」という意味なので。要は、手提げでフラットに持てる。そんな風に楽しくなるような意味を掛け合わせて商品名にしています。

 

 

機能性だけでなく、上質さや高級感も追求したい

 

――和ックパックの魅力はなんといっても「軽くて強い」こと。加えて、ユーザーやファン目線をすごく大切にされていて、使いやすさと機能性を追求している点にあるということがお話をお伺いする中で改めてよく見えてきました。この他にも大切にされている点、こだわりポイントなどがあれば、ぜひ教えてください。

 

諌山さん:

はい。「高級感」という点も、私たちが大事にしている点ですね。

 

――高級感ですか!?もう少し詳しく聞かせていただけますか?

 

諌山さん:

私たちはあらゆる種類の服飾資材を扱う商社として135年以上もやっていますから、やはり材料へのこだわりや思い入れは、おそらく他社さんよりも強いと思うんですね。

 

オリジナルブランドの商品をつくる時もそれは同じで、たとえば一つ一つのファスナーやボタン、金具類も含めて、「絶対に安物は使わない」と決めています。

たとえば和ックパックだと、ショルダーベルト、引手、持手の部分が、本革(姫路レザー)ですね。エコバッグなど一部の商品を除いて、全てのアイテムに何かしら革が使われています。

 

 

――確かに。そう言われてみると、和ックパックもパッと見た時の第一印象はこれまで出会ったことがない素材への驚きだったり、パリッとした独自の質感だったりしますが、手に取ってじっくり見ていくとやはり、妥協せずに本当に大切につくられたものにしか醸し出せない上質な佇まいであったり味わい深さ、高級感も感じられるようになりますね。さらにその感覚は、使い込めば使い込むほど、より強く感じられるものなのでしょうね。

 

諌山さん:

そうですね。使い込むほどに、独自の味わいが出てくると思います。

 

それからもう一つ、私たちにはやはり自社工場があるのも大きいと思います。日本全国から集められてきた選りすぐりの素材があって、豊富な種類の選択肢の中から、これ!というものを選び抜いてすぐに試したり、形にできるのは、弊社の強みだと思います。

 

 

――御社のサイトにも「一気通貫にものづくりができる」とありましたが、まさにそういうものづくりが実現できる環境がある、ということですよね。

 

豊富な種類の資材に恵まれているだけでなく、アイデアをすぐに形にできるのは、ものづくりにとって理想的な環境だと思います。ちなみに資材は全部でどれくらいの数、あるのでしょうか。

 

諌山さん:

約100万点です。いや、正確に言うと、もっとあります。

 

――えっ、100万点以上も!?それは驚きですね!

 

そういう中から、和ックパックをはじめRootのシリーズができたと思うと、ますます魅力的なものに思えてきますね。口コミでもたくさんの書き込みがあって、多くのファンに愛されている様子が伝わってきます。

 

それから、この春、和ックパックから新しく「和ックパックhabit」が登場したのですよね。こちらの新シリーズの特徴についても、ぜひ教えてください。

 

 

諌山さん:

こちらは「KONBU®︎(コンブ)」の軽さと撥水性、それからパリッとした手触りはそのままに、片側だけをラウンドファスナーにしています。また、スクエアのタイプよりも間口が広がって、荷物の出し入れがスムーズになりました。デザインでもやわらかい印象になって、とくに女性の方にはあらゆるシーンに合うとご好評いただいております。

 

 

2023年春、新たに仲間入りした、「和ックパックhabit」

 

 

――おっしゃる通り、シーンを選ばずに使えるのはいいですよね。ちなみに新シリーズの「habit」というのは、習慣という意味があると思うのですが、そこには「毎日、習慣のように日常に馴染むもの、大切に使えるものを届けたい」という思いも込められているのでしょうか。

 

諌山;

はい。それからもう一つ、「habit」にはクセ、という意味もあるんです。Rootのブランドコンセプトにある、「ずっと好きなもの、飾らないデザイン」をベースに、毎日クセになるほど、日常にすっと溶け込んでいくほど使い心地が良いものであってほしい。そんな思いが込められています。

 

――また一つ、素敵な命名誕生のエピソードをお伺いすることができました。それでは最後の質問になります。これから挑戦されてみたいことなど、今後の展望があればお聞かせください。

 

諌山さん:

これまでメーカーさんにもアイデアをお届けしてきて採用していただいているケースも結構あるので、そういうものをもう少しブラッシュアップして、自分たちだからこそできるアイデアを創出して、少しでも良い商品を世に届けていきたいですね。そういう意味でも、Rootでは私たちが思い描いていた姿が、形になってブランドとしても育ってきていると思うので、これからもしっかり浸透させていきたいです。

 

ーーありがとうございました!

 

「和ックパック」Official 特集ページはこちらをチェック!

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